投稿者名:合同会社 SCM

静岡県富士市にある ジムニー専門店 SCM EXPERIENCE 、ヴィンテージカー等のカスタムカーショップ SCM LLC.代表の渡辺です。 お車に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。 ※ 業務多忙により、弊社でのオーダー製作依頼・メンテナンス等をご検討のお客様に限らせていただきます。

最近のジムニー 新車 納期事情 JB64 JB74 カスタム事例

納車御礼 富士市I様 JB64 ジムニー 新車

今年10月にご注文頂き、即引きあたりで脅威の0か月納車。

我々もお客様も驚きです。

今回は外観カスタムなしのノーマル状態で納車。

ありがとうございます!

今回、何故ここまで納車が早かったのか、自販の担当さんに話を伺いました。

なんでも、ジムニーのオートマ車が部品供給の都合で生産が滞り、その間にマニュアル車をバンバン作ったとか。

マニュアルの注文は全て引きあたり、即納できる余剰在庫もできたそうです。

JB64ジムニーだけでなくJB74ジムニーシエラも同様で、MTに限っては即納可能車があるとのこと。

新車のジムニー、ジムニーシエラでマニュアル車を狙っていた方は今がチャンス!

無駄に高い新古車(登録済み未使用車)を買う必要はありません。

この状況はいつまで続くかは分かりません。

AT車の生産が元に戻り、今ある在庫が捌けてしまえばまた通常の納期に戻ってしまうでしょう。

お早目に弊社でご注文ください。

逆に、オートマ車の納期は通常よりも伸びてしまっている模様。

オートマ車も納期待ちが解消されることを切に願います。

そうすれば異常な高値の中古車市場も落ち着いて、商売がしやすくなります。

オークションには転売目的の現行ジムニーが溢れています。

人気があるのは良いことですが、健全な市場とは言えません。

持ち込みカスタム依頼 神奈川 K様

前後バンパー交換、マフラー交換、ホイール塗装にスタッドレスタイヤ、下回り防錆塗装のご依頼。

KLCさん新作のリアゲートスムージングパネルも装着。

マフラーはJAOS。

XC純正アルミをブラック塗装して、TOYOのスタッドレスタイヤを履かせました。

このタイヤは初めて装着しましたが、サイドウォールのデザインとか格好良いですね。

下回り防錆塗装はノックスドールとENDOXの混合で。

もちろんフレーム内側まできっちり施工。

ありがとうございます!

静岡市 T様 持ち込みカスタム依頼

女性オーナーさんです。

今回はタイヤ、レンズ類、フューエルリッド、シートカバーの装着。

ライトなカスタムでも印象はがらっと変わりますね。

ありがとうございます!

FORSALE情報 SCM製作 JA22 ジムニー AT

販売車両入荷のお知らせです。

JA22のAT、平成30年3月に製作、納車した車両です。

前オーナー様は女性です。荒く乗られてはいないので、とても綺麗な状態です。

今回販売するにあたって、エンジンなど機関は一式リフレッシュしました。

エンジンフルオーバーホール

リビルトターボ

リビルトラジエター

水回りホース類一式

点火系一式

エンジンが弱いといわれるJA22のK6Aエンジンですが、諸々対策してのオーバーホールですので安心してお乗り頂けます。

10月にオーバーホールしたばかりです。

慣らし運転からお楽しみください。

新規製作と比べるとリーズナブルで、エンジンもオーバーホールしたばかりでお買い得。

詳細、多数画像はこちらからご覧ください。

お問い合わせお待ちしております。

幌車はいかがですか? 北米 SAMURAI はいかがですか?

今まで沢山のJA系ジムニーを作ってきた弊社ですが、実は幌車はほとんど作ってません。

今まで何台かベース車は仕入れたもののなかなかお声が掛からずそのまま売却してしまったりで、まともに作ったのは、この1台のみ。

(多数画像 掲載ページはこちら

ここ最近でジムニーの需要は二極化してきてまして、

快適さや信頼性を求める方は現行JB64 JB74に流れ、

あえてJA系ジムニーを購入される方は、快適さよりも運転の楽しさやクラシック的要素を求める方が多くなってきています。

それであれば。

バンよりホロのほうが数倍楽しいですよ。

遮音性、断熱性、悪いです。

雨漏りのリスクもあります。

ベース車価格は希少性故かバンよりも高め。

製作も手間が掛かる。

でも、

同型バンと比べて100k近く軽い車体。走りは当然違います。

そして、まるでテントの中のような、なんともいえない車室内の感覚。

乗れば分かります。逆に乗ってみないと分からない。外界とは隔てられてはいるものの、完全隔離ではなく程よい距離感。

そして、なによりもオープンで走ったときの解放感!

現在、SCMでは2台のホロベース車を持ってます。

平成 3年 JA11

致命的な腐食は無し。ロールケイジも入ってます。

R134エアコン装着も可能です。

詳細、多数画像はこちらからご覧ください。

そして、こちらが目玉の1台。ジムニーではなく、北米サムライ。

SJ413型 北米SAMURAI 

シリアルから92年製造の 92年(平成4年)年日本初度登録。

つまり新車並行輸入車。

(中古並行輸入はメーター戻しされるのが当たり前の世界なので、新車並行のほうが良しとされます。)

見ての通りのスーパーハイリフト車で長年放置の不動車ですが、元に戻してフルオジナルの北米SAMURAI仕様に仕上げたいなと思ってます。

そのためにノーマルの日本仕様JB31型ジムニーシエラを1台用意してあります。

現車はNOx PM不適ですが、日本仕様のE-排ガス記号エンジンをスワップしてあげることによりNOx適合にできそうです。

JB32やJB33の16VALVEのG13Bにスワップするのもよいかもしれません。

アメリカでも数が減ってしまい、相場が上がっているサムライ。

当然日本国内でも現存数は極わずか。

綺麗に仕上げて所有していれば、資産価値も期待できます。

多数画像はこちらからご覧ください。

お問合せお待ちしております。

ジムニー ジムニーシエラ JB74 ジムニーカスタム ジムニーシエラカスタム ジムニーリフトアップ ジムニーバンパー

JB74 ジムニーシエラ カスタム いろいろ

現行ジムニーシエラ JB74型のカスタム依頼でちょうど同時期に2台入庫されました。

奇遇なことに2台共にアイボリー/ブラックツートン。

しかしカスタム内容はローダウンとリフトアップと対照的です。

まずはローダウンからご紹介。

富士市I様 レインボーオート製スポーツダウンサス装着+外装樹脂部分のライナービースト塗装。

今年のジムニースーパーラップでサーキットデビューされるそうで。

津田レーシングのノーマル車高ビルシュタインキットからチェンジ。

並べて見るとショックもスプリングもだいぶ短くなります。

スプリングレートもだいぶ固くなっていると思われます。

レインボーオートさんのビルシュタインのサスは何台か組みましたが、全高調整ショックのタイプは初。

バンパー、オーバーフェンダー、グリルなどをライナービーストで塗装。

ノーマル形状でもガラッと雰囲気が変わりますね。

ありがとうございます!

お次はリフトアップ 東京H様

バンパー、グリル、サスペンション、タイヤ、ウィールのフルコースカスタム依頼。

サスペンションはSCM特製 2インチアップ エアーショック仕様

リアは特注スプリング+エアーショックで車高調整可能。

ショートバンパー 225/75タイヤでも突入防止 車検OKな車高まで瞬時に下げれます。

積載量増加による尻下がり、乗り心地の補正にも有効です。

ウィールはJAOS製。

タイヤはBF GoodRich KO2

KLC製グリルにSCMカスタムスチールバンパー

リア SCMカスタムスチールバンパー マフラーはJAOS

全体的に格好良くバランス良くまとまりました。

男前な仕上がりですが、実はこの車、女性オーナーさんなのです。

お父様が娘さんのためにカスタムプロデュース 持ち込みされたのでした。

納車時は娘さんも一緒にご来店。気に入って頂けたようでなによりです。

お父様も自分用のジムニーが欲しくなってしまったご様子。

オーダーお待ちしております!

販売車輌のお知らせ JA22 ジムニー AT プリウス納車御礼

永きに渡り弊社製作ジムニーをご愛用くださった女性顧客様、

このたび新たにご家族が増えるとのことでお乗り換えされることとなり、次のお車のご用命を頂きました。

選ばれたのは、50系プリウス。

ご要望の条件からベストな個体を仕入れることができました。

2台目のご購入ありがとうございます。

旧車イメージの濃い弊社でございますが、最近の車も勿論取り扱いは可能です。

意外と思われるかもしれませんが、プリウスは3台同時に自社所有していた頃もあります。

ジムニー以外の中古車お探しの際も、ぜひ弊社にお任せ頂ければと思います。

さて、下取りさせていただいたJA22ジムニー。

製作してから年数も経っているしオークション行きかなと考えてましたが、あらためて実車を見るとことのほか状態が良く、リメイクして再販することにしました。

元々は軽登録でオーバーフェンダーワイドカスタム仕様でしたが、そのまま販売するのもアレなご時世なのでナロー仕様にリメイク。

オーバーフェンダーの跡が多少残ってしまいましたが、磨きによってボディーはピカピカ。

クリアー飛びなどありません。

納車から現在まで整備、メンテナンスは全て弊社で行ってきました。

年間走行距離も少なく、荒い運転は一切されてません。

安心してお勧めできる車です。

詳細、多数画像こちらからご覧ください。

お問い合わせお待ちしております。

納車御礼 作業状況 

裾野市K様 JB64 ジムニー

SCM製作車の再販 オーナー様のご意向でカスタムリメイクしました。

バンパー、グリルはライナービースト塗装

GIギアのオーバーフェンダー、ウィールはFUEL BOOST 16×8、タイヤはBF GoodRich KO2

リアゲートスムージングカバー、マフラーはワンオフ製作品。

ありがとうございます!

東京都 M様 JA22ジムニー 箱替え

エンジンブローを機にボディーはそのままにフレーム以下をごっそり他の車に。

久々のマニュアル車は慣れましたか?

ありがとうございます!

作業状況

神奈川県Y様 JB64ジムニー 下回り防錆塗装のご依頼

離島に移住予定とのことで、潮風による塩害を心配されてのご依頼。

融雪剤と潮風ではダメージの受け方は多少違いますが、弱いところを覆って保護するというは同じ。

ノックスドールとENDOXのMIX施工、フレーム内側やドア、サイドシル内側なども浸透性防錆材で徹底的に。

ありがとうございます!

伊東市Y様 JB64ジムニー リフトアップのご依頼

前後バネ組みの2インチアップ。

直前直左対策のカメラモニターも設置。

ありがとうございます!

三菱ジープの修理依頼 いたるところからのオイル漏れ

エンジンはオイルパン合わせ目から、ミッション、トランスファーも各合わせ目」が全部駄目。

ミッションは降ろして分解です。

部品は廃番ではないのですが、受注生産なのでしょうか。

入荷まで数か月掛かりました。

車検は毎週数台ペースで入ってます。

新車販売したJB64 JB74も初回車検ですね。

この車はテールレンズが駄目でした。

このタイプ、結構売れているようで目にする機会も多いんですけど、バックランプの面積が足りないというどうにもならない理由で駄目。販売サイトをみると車検対応とか謳っちゃってますけど。

オーダー製作はSJ10とJA22、JA11の3台、機関リフレッシュに着手してます。

SJ10はエンジンを降ろして内燃機加工に、JA11とJA22は加工はあがって補機類も仕入れてあります。

エンジンオーバーホール依頼が3台同時入庫中 うち1台は買い取りとなりましたが、即売約決まりました。

鈑金塗装部門 次のオーダー製作に入ってます。

同時にもう一台いきたいところですが、ルーフの補修とFフェンダー補修が入っているので先に終わらせてから。

代車も不足気味で入庫をお待ちいただいている方も多数。

順番に作業進めておりますのでもうしばらくお待ちください。

ジムニー JA11 レストア オールペン

東京都 I様よりご依頼の車輌持ち込みでのオールペンリフレッシュ作業。

ようやく完成いたしましたので作業工程ご報告いたします。

持ち込まれた初期型JA11は経年劣化で塗装はカサカサながら、降雪地方出身のような腐食は少ない良好な個体。

しかし、JA11の弱点的な部分はやっぱりやられてます。

ここは鉄板切り貼り補修です。

左前はぶつけてしまいへこんでいた状態。

叩きで出来る限り成形してパテを最小限に。

JA11の泣き所、ワイパーカウルからAピラー接合部分。

多方向からの鉄板が重なり合い、合わせ目内部からのサビが発生しやすく、補修するにも強度を考えると安易に切除できない部分。

幸いにしてこの個体のサビは表面的なもので、削りだけに留めます。

Fフェンダーを外さないと処置できないこの部分。

サビは軽度でした。

パテ補修の最終仕上げ。

最近パテサフなるものを使いはじめましたが、これがことのほか良きです。

ヒンジの裏側もサビ取り。

ドアとヒンジの合わせ面。ここは元々、メーカー純正では塗装されていない部分。

当然錆びてます。

さびを削り、塗ってから貼り合わせ。

フェンダー裏側も今しか処理できない部分。

シールは一部打ち直し。

サフェイサーを塗って

中研ぎしてから本塗り。

別で塗ったドアを装着してから、ヒンジを塗装。

ヒンジはステンレス製です。

今回はウインドウスクリーンも外して塗ってます。

外したついでで新品ガラスに交換。

ウェザーストリップ関係も入手できる物は全て新品交換。

内装リフレッシュもオーダーされました。

JA22用のフルトリム内装を移植。

最後に下回り防錆塗装でフィニッシュ。

ノックスドール、ENDOXブレンドのSCMスペシャル仕様。

施工前の写真を撮ってませんでしたが、まるで別の車かのように生まれ変わりました。

カスタムパーツは当時のアピオ製パーツ満載で、なつかしさすら感じます。

入庫から完成まで約半年。入庫前も順番待ちでかなりお待ち頂きました。

大変お待たせいたしました。ありがとうございました!

JB64 JB74 SCMカスタムスチールバンパー

2019年11月に発売開始した、現行ジムニー ジムニーシエラ用 SCMカスタムスチールバンパー。

累計販売数を数えたことはありませんが、今までそこそこの本数を販売させて頂いております。

ちょっと前に購入してくださったお客様から嬉しいお声を頂きました。

その方は取り付けはご自身で行われたのですが、

「スチール製でこのフィッティングの良さは驚き。格好良いし、ちゃんと宣伝すればもっと売れるのでは?」

とのお言葉。

すごく的確なレビュー。これは取り付けをご自身で行われた方ならではのご意見ですが、たしかに弊社のバンパーはほぼ100%の確率で車体にピッタリ合います。

(それって当たり前のことじゃない?)って思いますよね?

でも実際のところ、他社さんのバンパーも色々と取り付けしてきましたが、意外とそのままでは合わない製品って多いんです。

昔からFRP製のバンパーやエアロはピッタリ合わないのが当たり前で、取り付け前の微調整、加工は必須作業。近年のABS樹脂製もやはり多少の歪みはあります。

金属製なら簡単か?というとそうでもなくて、例えばうちのバンパーは複雑な形状で溶接個所も多いです。溶接=熱による歪が発生しますので、製造業者さんの話ではそこにとても苦労されているそうです。

それでもこの精度を維持されているのは流石。職人魂、技術の高さを感じます。

スチール製を選択した理由 これは強度が一番の理由ですね。

旧型ジムニーで事故時に鉄バンパーに守られて車体の損傷が最小限に済んだ事例を何度も見てきました。

純正のバンパーは強度とか衝撃吸収能力とか計算されているんでしょうけど、社外の樹脂製バンパーはほとんどがお飾りですね。

「重い」というデメリットはありますが、このくらいの重量差ですと強度のメリットのほうが上回ると思います。

そして何より、うちのバンパー、世界一格好良い!

え、自画自賛?

でも自分が心底格好良いと思ってなかったら、商品として世に出す意味が無いじゃないですか?

リアも格好良き。

テールレンズはUSの規格サイズを採用してますので、今後供給で困ることはありません。

JB74シエラ専用も作りました。

オーバーフェンダーに合わせて幅を変えています。

手作りに近い作業工程のため、大量には作れません。

在庫を切らせてしまうと納期が掛かってしまう場合もありましたが、現在はほとんどの物が在庫あります。

オプションでライナー塗装もOKです。

この機会に愛車を変身させてみませんか?

商品ラインナップ 詳細はこちらからご覧ください。

ご注文お待ちしております。

納車御礼 ジムニー JA11 フルノーマルのレストア車

オーダー製作のJA11ジムニー。

やっと、やっと完成しました。

オーダーから納車まで2年が経過してしまいました。

オーナー様、大変お待たせいたしました。

外観はボディーカラー以外はフルオリジナル。

しかし、何とも言えない強烈なオーラを発しています。

カスタムよりもレストア、再生に重点を置いた作業メニュー。

作業工程をダイジェスト版でお送りします。

ベース車は平成7年のJA11最終5型。

走行距離はなんと32万キロですが、ボディーがしっかりしていたのが決め手です。

まずはエンジン、ミッションを降ろし、Fフェンダー一式を外します。

そこからフレームとボディーを切り離し、ボディーマウントを全数新品に交換します。

新品ボディーマウント。

28年が経過した元のマウントは、もはやゴムの弾力は無くカチカチ。

ノーマルの新品リーフスプリングはメーカー廃番で入手できませんでしたが、ブッシュ類は全交換。

ボディーのレストアに入ります。

サビが少ない個体ですが、JA11特有の弱点箇所が腐食してましたので、切り貼り溶接。

シートメタルからハンマリングでプレス形状を再現、溶接。

バックドアの下縁も腐食があったので補修。

アンテナ穴周辺も駄目でした。

ボディー全体をサンディングして旧塗膜を一皮剥きます。

フロントフェンダーを外して塗る目的は、フェンダー内側の雨水の経路(ドアヒンジ下側の付け根付近)をサビ処理するため。

新車の製造工程でもフェンダーを装着してから外板を塗装しているので、内側は塗膜が薄く、錆びてしまっている事がほとんどです。

サフェイサー

ベースコート~クリアー

ボディーカラーはローバーミニの純正色 ユーコングレー。

外した部品を組み付けていきます。

ここでエンジンも載せます。

自社でフルオーバーホールしたエンジン。

ミッションはリビルト品を載せます。

フェンダー、フードを装着してようやく車らしくなってきました。

ドアを塗装して、

ボディーに装着してヒンジを塗ります。

ヒンジはステンレス製に、ボルトは強度の関係で純正を使います。

Fバンパーはオーナー様のご要望で1型純正に。

1型純正バンパーは廃番で新品は入手不可。

弊社で秘蔵していた中古品(最後の1本)を使います。

サビがそこそこで、完全に除去しようとするとかなり深く削れてしまいました。

パテで整形します。

場所を移して、下回りの防錆塗装。

ノックスドール、ENDOX使用のSCMスペシャル仕様。

室内の仕上げ。

カーペットを除去して丸洗い、結露により錆びやすいRフェンダー部分は浸透性防錆材とサビ置換塗料を塗布。

そして、ようやく完成!

フェイス周りはグリル、バンパーを1型仕様に。

ヘッドライトはあえてレンズカットありの新品に。

ウインカー、サイドマーカーも純正新品。

Fウインドウは外して塗装、ガラスとモールは新品に。

ワイパーアーム、ブレードも新品に。

値上がりしてかなり高価になってしまったミラーも社外ではなく純正新品で。

ゴムモール、ウェザーストリップは手に入る物はすべて純正新品に。

ドアアウターハンドル、ドアラッチも新品交換。

マフラーは純正タイプの社外新品、テールレンズは純正新品。

ウィールはオーナー様自らブラスト処理。

タイヤは現行新車から外した純正サイズ。

エンジンフルオーバーホール

リビルトターボ

水回り、バキュームホース新品

リビルトラジエター

リビルトオルタネーター

点火系、ベルトなど消耗部品一式新品

トランスミッション リビルト

Fハブ オーバーホール

ブレーキ前後オーバーホール

エアコン 配管以外一式新品交換(エバポASSY、リキッドタンク、コンデンサー、コンプレッサー)

ボディーマウント一式交換

リーフブッシュ一式交換

ショック KYB新品

ステアリングはナルディー

ドアハンドル、ウインドウレギュレーターハンドル、コラムカバー、グローブボックスふたなど新品。

シートはオーナー様が専門業者に持ち込みレザー張り替え。

シートカバーとは質感が違いますね。

ドア、クォーター内張りは純正新品。今でも唯一手に入る低グレード用。

天井はウッド仕様に。

JA11の新車当時にこんなボディーカラーが存在したら?という仮想現実。

私自身、JA11の新車を乗ったことはありませんが、この車を試乗して、きっとこんな感じだったんだろうなと思いを馳せます。

エンジン、ミッションなど一新しているのは当然のこと、ボディーマウントまで交換した効果もあるのでしょう。

JA11特有の設計の古さは否めませんが、動きの全てが滑らか。

リニューアルしたエアコンはよく冷えます。

今回のオーダーを完成させて、(JA11もついにここまできたか。)というのが率直な感想です。

JA系ジムニーって中途半端な年代でして、旧車と呼ぶにはまだ新しいけど、もう既に約30年が経過しているのですから当然現存する個体は老朽化している。

当時と同じように安心して乗ろうとすれば、当然莫大な費用が掛かる。

しかし、まだまだ安く売られている中古車も多いので、そこまでお金を掛けるという行為がなかなか理解されない。

「カスタムベースとしてのジムニー」はだいぶ認知されつつあり、同時に中身をリフレッシュするというオーダーも多数頂いてきましたが、フルノーマルの外観にここまで新品部品を投入してお金を掛けるということは初。

カスタムベースとしてではなく、純粋にJA11ジムニーのそのままの姿に価値を感じてらっしゃるという事でしょう。

中途半端なネオクラシックから、価値のある旧車、クラシックカーと認められるようになれば、カスタム車よりもフルオリジナルがもてはやされる傾向にあります。

カスタムするのとはまた違った大変さがありましたが、完成して感無量です。

オーナー様、大変お待たせいたしました。

納車前に写真を撮らせて頂きましたので、ご覧ください。

JB74 ジムニーシエラに下回り防錆塗装

こちら静岡県富士市は普通に暮らす分には融雪剤の害とは無縁の地域です。

しかし、ジムニーという車種を扱ってきたなかで降雪地方の塩カルによる腐食の恐ろしさをまざまざと見せつけられてきました。

弊社は県外、降雪地方からのお客様も多いこともあり、こんな地域でありながら防錆塗装については積極的に研究を重ねてきました。

今回、神奈川のお客様からJB74 ジムニーシエラの防錆塗装のご依頼がありましたので、施工方法をご紹介したいと思います。

ひとくちに下回り防錆塗装といっても様々な塗料が存在しますし、施工方法も様々。

まずはオーナー様から車の使用状況、ご要望をヒアリング。

塗りたい部分、塗りたくない部分、どこまで部品を脱着するのか。

相談のうえ決定します。

まだJB64 JB74 現行ジムニーは発売から日が浅いのでグサグサに錆びてしまった個体は見たことがありませんが、錆びるであろう箇所はおおよそ見当がつきます。

どんな車でも錆びやすい箇所というのは、

溶接された箇所

パネル同士を重ねてスポット溶接されている箇所

構造上水が溜まりやすい部分

です。

こういった部分は外側からノックスドールUM1600で覆いかぶせ、内側から浸透性の700750を使いダブルブロック。

1600はアスファルトのタールのような材質。粘り気があり、肉厚に塗ることによりサビの原因である水分や塩分から強力にガードします。

700と750は逆にサラサラな浸透性防錆材でして、例えばパネルとパネルの合わせ目など粘度が高い塗料が入り込めない箇所に浸透して防錆効果を発揮します。

フレーム内部やドアやサイドシル内部などの直接アクセスできない場所にも特殊ノズルを使って施工することができます。

最強の防錆塗料といわれるノックスドールUM1600ですが、デメリットもあります。

半硬化タイプですので永遠に硬化はせず、べたつき感が残ります。何日経っても触ると手に黒くうつるほどです。

整備する側からしますと、ご勘弁願いたい事案。

また、常にベトベトしている訳ですから、砂ぼこりなど汚れを吸着します。

そこで弊社が編み出した方法が、

まず重点的に防錆したい場所をUM1600で塗装。

その後で全体をENDOXの3000で塗装。

ENDOX3000は硬化タイプの防錆アンダーコートです。

UM1600を塗った箇所にも薄く重ねることにより、べたつき感を抑えることができます。

(厚く重ねてしまうと表面にヒビ割れを起こしてしまいますので、加減が重要です。)

ENDOX 3000もしっかりした防錆効果があり、各自動車メーカーでも純正採用されている塗料ですのでご安心ください。

そもそも、現行ジムニーはメインフレームやタイヤハウス内などメーカー純正でかなりしっかりした防錆塗料が厚く塗られています。

こういった部分は無理に重ねて厚塗りする必要はありません。

1台の車を永く大事に乗ろうとした場合、エンジンなどメカ的な部分はどうにでもなるのですが、車体やボディーが朽ちてしまうと手の施しようがありません。

特に降雪地方や海沿いの潮風の影響を受ける地域の方は、早めの徹底した防錆処理が鍵となります。

防錆塗装は、錆びる前に行うのが大前提。

錆びはじめたところに上から塗ってもサビの進行は止められません。

新車で納車されてすぐに行うのが理想的ですね。

リフトアップやバンパー交換などのカスタムと同時に行うと脱着工賃などがお得になりますので、ぜひともご相談頂ければと思います。

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