現在、エンジンのオーバーホールで入庫中のJA11ジムニー。

JA11初期の1型ですね。
長く乗られているそうで愛着もあり、まだまだ乗りたいとのことで入庫されました。
分解洗浄、測定すると問題が。

エキゾーストバルブが割れて欠損している状態。
これではきちんと圧縮が出ません。
当然、本来のパワーは出ません。
入庫時に「JA11のエンジンは力が無いのか?」という話も出ましたが、単に本来の性能が発揮されていないだけです。
完調状態のJA11はもっとビュンビュン走りますよ!
これは、バルブを換えればよいだけの話なので、それほど問題ではありません。
悩ましいのがこちら。

エキゾーストバルブとプラグホールの間のクラック。

3気筒全てにクラックが入っていて、1番は特に酷い。
F6Aで多い事例ですね。
以前、OHしようとするとこのようなクラック入りが続発し、仕方なくスペア用で中古エンジンを買い漁った経緯があります。
今回もクラックの入っていないエンジンに載せ換えてしまう方がコスト的には安いのですが、オーナー様はこのエンジンに愛着があるそうで修理して使います。
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