今回のテーマは、「はじめてのくるま」です。
皆さん、免許を取って初めて乗った(所有した)車のこと、覚えてますか?
はじめての車はいくつになっても忘れない、印象深いもの。
そんな「はじめてのクルマ」に多数関わってこれたのは、車屋としてとても喜ばしいことです。
こちらも「はじめてさん」は印象に残るものでして、
免許取得前の高校生の頃から何度も通ってくれた子もいたり、
親御さんと一緒に来店されてオーダーしてくれた子もいたり。
何年も前のことでも鮮明に覚えています。
少し前に、某所で声を掛けられました。
「SCMの社長さんですよね?だいぶ前に○○を買わせてもらった○○です!」
遠方で本人も車屋勤務なので納車以来何も入庫は無かったお客さんでしたが、なんでもその車をつい最近まで約8年乗られたとか。
また別のお客さんで、遠方に引っ越しされたものの近況はSNSを通じて知っていた方。
つい最近、うちではじめて買ってくれた車を乗り換えで手放されたようで、7年も愛用してくれたとか。
皆さん永く愛用してくれて喜ばしい限りです。
さて、先日車検で入庫されたこちらの車。
このオーナーさんも免許取り立て当時に弊社でオーダー製作された、女性オーナー。
オーダー時はお父様と一緒にご来店されましたが、ご本人が明確なビジョンをお持ちで22後期ベースで前期内装をフル移植したりとこだわりの内容で製作したのをよく覚えています。
そしてなんと、今回が5回目の車検。
つまり10年目になるのです。
オーナーさんもご結婚され母となり、それでも継続して1台の車を愛用されている。
とても素敵なことですね!
10年記念ということで、つやが引けてきてしまったフードとグリルの磨きはサービスです。
さて、ここ最近といえば。
はじめてさんへの車の販売がかなり減ってしまったように思います。
最近の新卒者層の車購入事情はどんな傾向なのか?
ちょっと考えてみました。
まず免許の事情。
うちの息子も昨年免許を取りましたが、周りを見ると男女含めて約9割がAT限定だとか。
私の時代もAT限定はありましたが、男がAT限定など恥ずかしいといった風潮でした。
時代は変わりましたね。
予算の事情
最近の若い世代は堅実志向、合理主義だといわれています。
不況で全体的に収入が低いのもありますし、車なんかに大金を使うのは勿体ない。
乗れればよい。
と。
免許取りたてでフルローンで500万円の車を買う!といった気合の入った若者は昔は珍しくありませんでしたが、今では極少数となってしまったようです。
車への興味の薄れ
前項でも書きましたが、「車は乗れればなんでもよい」といった感覚の人が多いそうです。
要は、車にそこまで興味がない。
免許とりたての若い男の子が何を買うかって、普通の軽乗用車を買うんだそうで。
我々の世代からするとありえなかったことで、車に対する憧れみたいなものが全く無いんですね。
調べれば調べるほど、絶望的になってきました。
今はおじさん層のおかけで商売が成り立っていますが、私も含めておじさん達はいずれこの世から消えていきます。
このままいくと、うちみたいなカスタム屋は淘汰されてしまうでしょう。
それでも、車好きな若者は少数ですが存在します。
その層をいかに取り込み増やしていくか?がこれから先も商売を続けていく鍵になると思います。
クルマ遊びって楽しいんだぜ!ということをいかに広めて浸透させていくか。
すぐに答えが見つかるほど簡単なことではありませんが、色々と策を練っていきたいと思います。
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