「社長～やっぱこの代車、駄目だ。気持ちがアガんねぇ！」
あるお客様（アメ車とジムニーを所有）よりお預かりしていた車の修理が終わり、開口一番に言われたお言葉です。
弊社の代車は色々ありますが、いわゆる普通の軽自動車です。
アルトであったりムーヴであったりバモスであったり、、、
この一言、言われて妙に納得させられたのであります。
その車を所有して、運転して、アガるかアガらないか。
シンプルにそれだけだと思うのです。
（ここで言うあがるの主語は、気持ちであったりテンションであったりモチベーションであったり、、、
高揚する気持ちを称してアガると表現します。）
人それぞれ、あがるポイント、ツボは違うと思いますが、
直感的に気に入ったクルマに乗るのが一番です。
燃費が～
維持費が～
壊れそう～
と自分の中に言い訳を並べて、妥協した車に乗って楽しいですか？
大金持ちを除いて、一般的な人が一生のうちに所有できる車の数は限られてきます。
車は高い買い物です。
妥協して買っても、高いお金を払うのです。
もったいない！
以前、4ドアのR34スカイラインを販売したことがありました。
ご家族で来店され、奥様いわく
「本当は旦那はスポーツカーが好きなんだけど、子供もいるしファミリーカーでミニバンを買ったけど、
なんかそんな旦那を見るのも嫌で。
やっぱり好きな車に乗って生き生きしているほうがいいな～って思いました！」
と。
なんていい奥様なのでしょう。
実際のところ納車時にはお子様も大喜びされていて、
子供にとって車内が広いかどうかなんてあまり関係ないんですよね！
人間、嫌でも働かなくてはなりません。
憂鬱な通勤ドライブも、大好きな愛車ならモチベーションもあがります。
嫌なことも忘れます。
休日の喜びも倍増です。
欲しい車があって、購入するにあたり障害があるのなら、
ひとつずつ問題を解決していけばよいのです。
予算の問題 頑張って働こう！
燃費が悪い ガソリン代掛かる 頑張って働こう！
壊れそう 車の構造を勉強して自分でやれることをやってみよう！
もしくは頑張って修理代を稼ごう！
これで日本の景気も良くなりますよ。
出費を抑えるばかりでは経済は回りません。
私が車屋になったきっかけはその延長で、
学生当時、古い車に興味を持ち、
（う～ん、乗りたいな～でもしょっちゅう壊れるんだろうな～修理代たまんないな～
そうだ！自分で直せればいいんだ！よし、車屋になろう！）
という単純な流れでしたから。
さて、車を選ぶ際はご家族とよく相談して、納得されたうえでご購入ください。
家計を切り盛りする奥様を説得するのはとても大事なことです。
私のように妻に相談しないで決めてしまうと、家庭が崩壊してしまいますのでご注意ください。
（実は私も妻に頭が上がりません 汗）
