少し前のことですが、ハイエース キャンピングカーの防錆塗装を施工させていただきました。
新車で納車されて、そのまま弊社へ直行で入庫。
防錆塗装は早めの施工が吉です。
バンパー内のフレーム、メンバーも塗りたいのでバンパーは外し。
社外のスタビも外して塗りました。
分解、マスキングでほぼ1日掛かりました。
(画像は塗装後組付けした状態)
弊社はノックスドールの施工店ですが、使用する材料はノックスドールだけではありません。
ノックスドールもパーフェクトではなく、メリットもデメリットもあります。
1600を全面的に厚塗りしてしまうと永遠にベットベトで大変なことになってしまうので、弊社では特に要望がない限りやりません。錆びに弱そうな要所に重点的に使います。
その上から全面的に硬化タイプの塗料を重ねて塗ります。
リアのタイヤハウスには樹脂製のカバーが装着されていましたが、外して中側も塗りました。
塗っていて感じましたが、200系ハイエースは先代100系と比べるとメーカー純正の防錆処理が格段に良くなっていますね。
それでも、金属地がむき出しで未塗装の部分もあります。
オーナーさんは海の近くにお住まいとのことで、潮風を気にされていました。
また、冬場は雪山に行く機会もあるとのこと。
20年先を見越して考えながら施工させて頂きました。
車体の錆び、腐食の原因として潮風や融雪剤など外部からの要因ももちろん大きいのですが、もう一点無視できないのが内部からのサビです。
降雪地方出身のグサグサになった車を何台も見てきましたが、腐食箇所を見ると外側からではなく内側から錆びが進行しているパターンが多いのです。
実際に北国にお住まいのお客様から伺ったお話で、謎が解けました。
その原因は、結露です。
冬場は当然、暖房を使います。
降雪地方=寒い。つまり、内気と外気の温度差が大きい。
結露によりボディー内側に水滴が付着。
走行振動で水滴が下に落ちる
水が溜まる
錆びる
といった流れです。
JA系ジムニーでよくあるリアフェンダーの腐り(なぜかフロントフェンダーは無事)
100系ハイエースでよくあるサイドシルの腐食穴
なんかは、まさに結露が原因かと思われます。
弊社では防錆塗装をご依頼された際にはドアポケット、サイドシル、フレーム内部などもノックスドールの浸透性防錆材で施工させて頂いておりますが、大事なのはオーナー様の日常管理です。
車体に付着した塩分をこまめに洗い流す。
車室内の換気
これが重要かと思います。
下回り防錆塗装+日頃の管理で素敵なカーライフをお楽しみください。
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