10/13、八ヶ岳連峰最高峰の赤岳(標高2899m)に登ってきました。
誘ってくれたのは、仕事は安全、遊びは危険なほど興奮する変態U氏と、自称高所恐怖症なのに登山好きなY氏。
共にサーファーです。
「6月に登った金峰山瑞牆ルート(標高2599m、片道4時間20分、標高差1000m)よりはタイム短いよ~」
とのことで、なんとかなるかなと軽い気持ちで快諾。
登りはじめ。
綺麗な沢沿いを登ります。
鹿の親子に遭遇しました。
画像中央辺り、見えるかな?
ちょっと視界が開けました。
この時点であの山の頂上まで登るだなんて実感が沸きません。
それにしても元気なお二方。
私が最年少なのですが、40代とは思えぬ体力でついていくのがやっとです。
途中の行者小屋から
ここを超えた辺りから、傾斜がきつくなってきます。
木も減ってきました。
高度が増すにつれお二方のペースが落ちてきます。
かなりの急斜面。落ちたら確実に死ねますね。
私といえば自分ではあまり自覚はないのですが、高度順応ができているようで変わらぬペースで登ることができ、
トップの座を奪いました。
(下りでは完全に置いていかれましたが。)
こんなところにお地蔵さんが。
分岐点。まだまだ先は長い。
山頂が見えてきました。
雲海を見下ろす。
そして。やっと頂上に着きました。
絶景。言葉になりません。
雲海から富士山が顔を出してくれました。
頂上からの景色の迫力は、写真では1/10も伝わらないのが残念なところです。
そしてこの感動、達成感は言葉にできるものではありません。
往復で7時間半。よく歩ききりました。
帰り道の車中で、
なんで俺達は登山なんかしてるんだろうね?
という話題になりましたが、誰も的確な答えを出せませんでした。
ふと思ったのが、その過程が大変であればあるほど、得られる満足感も大きいのでは、ということ。
登山にしてもサーフィンにしても楽器にしても仕事の技術にしても、その大半が苦行のようなもの。
だからこそ、楽しいのかもしれません。
「なんか楽しいことないかな~」
なんて言う人に限って、苦しい、難しい、大変なことを嫌がります。
楽にできる娯楽なんて、得られる満足感も小さいものです。
私はこんな体験ができて、本当に幸せ者です。
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