楽曲を創作するようになると、しっかりとした音源にして残したいと思うのは当然の流れであります。
で、どのように録音するか、という話になるのですが。
現在、原作アイディアをバンドメンバーに聞いてもらうためのデモはこれで録ってます。
ヤマハのカセットMTR、MT4X。
かれこれ20年近く使ってますが、調子良いです。
最近ではハイポジのカセットテープ入手が難しくなりましたが、
ノーマルでも一応使えます。
ドラムはマイク1本で1トラックへ、ギターとベースを重ねて、デモテープレベルであれば4トラックで十分です。
しかし、バンド演奏をしっかり録音するとなるとトラック数が到底足りません。
昨今ではPCでの録音が主流なのは勿論承知しております。
インターフェイス機能のついたミキサーを購入し、ソフトをインストールしてみましたが、
デジタル音痴の私はさっぱり使い方が分かりません。
で、次に候補に浮上したのが、デジタルMTR。
今のバンド構成でセッションを一発録りするとなると、同時録音トラック数は最低8トラック以上欲しいところ。
ZOOMのR16、R24、TASCAMのDP-24SD、DP-32SD辺りが8トラック同時録音可能。
それ以上を求めるとTASCAMのModel 24が良さげですが、お値段もそこそこ。
あれこれ悩んでいたところでしたが。
ある日、息子がオープンリールレコーダーを買ってきました。
得意の、ハードオフジャンク品コーナー。
当然のごとく壊れていましたが、故障したオーディオを修理するという変わった趣味を持つ息子15歳、見事に直して甦らせました。
録音した音を聞かせてもらいましたが、これがまたいい音なんです。
そうなると当然気になるのが、オープンリールのマルチトラックレコーダー。
デジタル録音普及以前は、プロの現場で当たり前に使われていました。
で、見つけてしまいました。
TEACの80-8。
当時の価格は80万円(!)
この価格で業務用ではなく民生用だというから驚きです。
実際、プロの現場でも使われていたとか。
動作確認なしのジャンク扱いで格安ゲットしました。
買ってから気付いたのですが、入力はライン入力です。
ということはマイクプリアンプは無し、ミキサーが別で必要になります。
入力8チャンネル以上のミキサーは珍しくありませんが、出力が8チャンネルもあるミキサーはあまり見かけません。
しかし、発見しました。
同じくTEACのMODEL3。
まさに80-8と組み合わせて使う用に作られたであろう構成のミキサーで、
各チャンネルにラインアウト端子があります。
当時の価格20万円(!)
総額100万円相当の機材を手に入れてしまったのでした。
レコーダー、ミキサー共に調整は必要ですが、どうにか使えそうです。
思わぬ誤算が、1/2インチ幅のテープがとても希少で、1本2万円前後もするということ。
(一般的なオープンリールテープは1/4インチ幅)
無駄に高い録音になりそうです。
それこそ、録音スタジオでエンジニアつきで録音が頼めてしまう金額です。
でもきっと、アナログ録音ならではの温かみのあるサウンドで録音できるはず。
楽しみです。
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