縁あって、タテグロを2台仕入れました。
先週のオークションに2台同時に出品されていて、
おぉ、これは買うしかない!と現物を見ずに直感で落札。
落札したものの、不動車なので陸送屋に運んでもらえません。
自分で取りに行くしかないのです。
なかなか時間がとれず、搬出期限ギリギリの月曜に引き取りに行きます。
1日で静岡~千葉間2往復です。
で、いよいよ置き場がないので、仕方なく大きい在庫車2台を入れ替えでオークションに出しちゃいます。
一往復目 グランビアを出品し、タテグロを積んで帰ります。
二往復目 今度はグランドハイエースを出品、
タテグロを持ち帰り。
さすがに一日で2往復は疲れました。
こういう場面では2台積み積載車が欲しくなりますね。
引き揚げてきた現車は、2台とも同年製 昭和44年式のPA30型。
プリンス製G7エンジン搭載の前期型です。
こちらは、最上級グレードのスーパーデラックス。
車検証情報から所有者は日本国有鉄道東京第三工事局。
昭和57年3月の車検を前に昭和56年10月に抹消登録されています。
もう1台は個人名所有。
最終車検は昭和54年5月を最後に同月に抹消登録。
え、2台共ゴミにしか見えない?
いえいえ、これは私にとっては宝物なのです。
状況から察するに、この2台は同じ場所で長らく保管されていたものと思われます。
サビの状況からすると、屋内保管。
汚れてますが、致命的な腐食はなくボディーはしっかりしています。
こちらは国鉄のスーパーデラックス。
シートなど変色はあるものの、破れはありません。
これは奇跡です。
ダッシュもヒビはあるものの、割れ切ってはいません。
天井も破れなし!
オドメーターは4万キロ台。
使用期間を考えると1週の14万キロか、もしくは実走行か。
もう1台も天井破れはあるものの、シート破れなしのグッドコンデション。
2台共にボディーはしっかりしているので、部品取りにはせずに起こします。
問題なのは、機関。
2台共にウォーターポンプは固着でロック。
ブレーキ、クラッチは全滅。
ゴム部品は弾力を失い、固形物に。
オリジナルG7エンジンを生かしてあげたいのが本心ですが、
部品供給が悪いので他エンジンへのスワップも視野に入れます。
タテグロはPCDがジムニーと同じ。
1本ペシャンコでどうにもならなかったので、転がし用でジムニーのタイヤ履かせました。