自分の車を、どのようにカスタムするか。
それは、車好きにとって一番の悩みであり、永遠のテーマでもあります。
そして、それを考えている時間が一番幸せな時間でもあります。
自動車のカスタマイズ。
それは、大量生産された画一化された工業製品を、自分好みに、自分専用にモディファイすること。
車は服装や髪型などと同様に、自己主張のひとつでもあります。
ある者は経済的成功を誇示するために高級輸入車に乗り、
とにかく目立ちたいとド派手なモディファイをする者もいる。
ひたすらスピードを求める者もいれば、
アニメ好きを主張する痛車なんていうジャンルも存在する。
そう、百人いれば百通りのカスタムがあるのです。
当店は、普通の中古車屋というよりも、カスタムカー屋さんです。
ノーマルの車を仕入れて、カスタマイズして販売する。
職業柄、カスタムについての相談もよく受けます。
「過去に製作した車輌と同じ感じで。」
というのは一番楽です。
今まで当店で作った車の仕上がりに共感、賛同して頂いているということなので、
とても嬉しいことです。
しかし悩めるのが、前例の無い独創的なカスタムをご希望の場合。
これはカスタムのルーツを辿ればごくごく自然なこと。
「人と違うもの」
を求めるのがカスタムの源流ですから。
悩みます。
真剣に悩みます。
しかも概要だけ伝えられ、
「あとはそちらのセンスに任せます。」
というパターンが非常に多いのです。
これはある意味、物凄いプレッシャーです。
プロとして、下手な仕事はできません。
もし自分が乗るとしたら?
自分の店の仕事として、恥ずかしくない仕上がりか?
常にそれを念頭に置き、プランニングします。
それはとても楽しい悩みであります。
今も何件か面白い事案をプランニング中。
悩みに悩む故お時間はかかってしまいますが、何卒ご理解下さい。
念入りに打ち合わせを重ねプランニングした山形M様のジムニー。
塗装があがり、エンジン、下回りの仕上げに入っております。
通常外さないフロントガラスやその他諸々まで外して塗装しました。
ヒンジはステンレスに交換。
エンジンはこちらを載せます。
マフラーはサクソン製をチョイス。
美しい仕上がり。
こちらは、山梨G様のジムニー。
エンジンのOHも完了しました。
ブラストキャビネット導入しました。
(正確に言うと、安かったので衝動買いしました。)
買って早々、中の照明が点灯しなくなりました。
クレームで交換してもらおうかとも思いましたが、
どうせまたすぐ壊れるし、明るさも期待できないのでLEDにカスタマイズしました。
物を大事に。
ボロボロだったナルディーのステアリングをリメイク。
元の塗装をはがし、リペイント。
仕上がりが楽しみ。
古いスピーカー、SONYのG7。
片側ミッドレンジが死んだ状態でしたが、
運よく中古を発見、交換して鳴るようになりました。
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