ということで、SCMデモカーのJB64ジムニー、足回りをリニューアルしました。
フロントスプリングを1インチUPから2インチアップへ変更。
それに伴い、キャスター角補正の強化リーディングアーム、調整式ラテラルロッドに変更。
リヤは新商品のエアリフトサスペンションキット。
ついでにディーンクロスカントリー+BF GoodRich オールテレーン KO2 225/75R16から
JA22純正リム+同サイズのマッドテレーン KM3にチェンジ。
今まで、弊社で一番人気は1インチちょい(約3㎝)アップでした。
純正サスの弱点であるフワつき感、ロール感を抑えたスポーティーかつ硬すぎない乗り味。
伸び側に余裕があるスプリングレートと自由長で、2インチアップ並のロングストローク。
スプリングとショックのみの交換でOKで、コスパが高い。
というのが人気の理由です。
225/75R16サイズのタイヤとの見た目のバランス感覚もベストだと思います。
参考画像 1インチアップの頃の弊社デモカー
で、何故今ここで2インチアップなのか?
弊社のエアリフトサスキットは令和3年9月以降の突入防止装置条件に適合させるべく開発された物ですが、
1インチアップくらいであればノーマルサイズタイヤに入れ替えれば、社外バンパーでもどうにかクリアーできてしまうレベルです。
真価を発揮するのは2~3インチアップの車輌です。
空気バネを使うサスペンションはエアーバッグ型、シリンダー型、コイルスプリングやリーフスプリングと併用など色々ありますが、
総じてエアーの圧力を変化させることにより車高を調整する機構です。
つまり逆に言えば、
車高か変わると硬さ(乗り心地)が変わってしまう
ということです。
弊社のエアーリフトサスペンションはコイルスプリングとエアーショックの併用ですが、
ライドハイトから車検が通る車高に瞬時に落とせる
という第一目的がありましたので、コイルは柔らかくて長い特殊な物となっております。
エアーを入れない状態ですとフニャフニャです。
そこからエアーショックのエアー圧が加わりちょうど良い硬さになるのですが、
2~3インチアップくらいが一番おいしい乗り心地の車高なのです。
どうでしょう?
1インチアップからですとそこまで変わった感はありませんが、
ノーマルから比べるとだいぶ上がってます。
タイヤハウスアーチとタイヤの間隔
車を格好良く仕上げるために最も重要な部分です。
この車高ですともう少し大きいサイズがいけそうな雰囲気ですが、
これ以上タイヤサイズを上げると走行性能に影響が出ますので我慢します。
カミングアウトします。
ジムニー屋さんをやっておりますが、実は私、オフロード走行は好きではありません。
車汚れるし、痛むし、揺れるし、埃っぽいし。
でも、うちの車やパーツはその気になればちゃんとオフロードを走れるように考えて作ってます。
アプローチアングル
ちなみにノーマルのJA11ジムニーは、同じ場所でシャックルが壁と干渉して登れませんでした。
デパーチャーアングル
オフロードを走ることが目的ではなく、
行きたい場所に到達するためにオフロードを走る。
意図的に斜めに斜面を登り、サスの伸び具合をチェックします。
フロントはスタビが効いているのであまり動きませんが、
リヤはご覧の通り。
なかなかの伸びっぷりです。
デモカーと同じ内容で、リフトアップ工賃込みの総額は約23万円(クロスメンバー別)
デモカーは試乗もできます。
オンロードでは快適な乗り心地、オフロードではよく動く。
荷重による車高変化の補正も可能、もちろん車検対応。
そんなSCM 2インチアップサスペンション エアーリフト仕様をぜひご体感ください。
なお、スポーティーな乗り味で伸びストロークは2インチ並み、リーズナブルな3㎝リフトアップも引き続き取り扱っております。
ジムニーのリフトアップとローダウンは、専門店であるSCMへご相談ください。