先日納車させて頂きました、JA22ジムニーでございます。
栃木県 K様
外観は基本的にフルノーマル。
変更されているのはタイヤサイズのみ。
でも、この雰囲気。
JA22ジムニーは、何もしなくてもペイントワークだけでバッチリ決まる。
元のデザインがいかに優れているかという証拠でしょう。
外観はノーマルでも、エンジンオーバーホールなど中身はしっかり手を入れてあります。
お届け納車行ってきました。
首都高の朝の渋滞を避けるために夜中出発。
栃木県へ入ったところで就寝。
翌朝無事お届けいたしました。
ありがとうございました。
さて、最近気になりだしたのがJB23ジムニー。
なんで今さら?と思われるかもしれませんが、それには理由がありまして。
新型ジムニー JB64は発売されてからもうすぐ2年になりますが、
未だに納期約1年の状況は変わらず。
各市町村のメーカー直営ディーラー 1店舗当たりの割り当てが月5台程度ですから、
とてもそれだけでは商売になりません。
カスタムの需要も車が行き届いていないものですから、想像以上に少ないのです。
爆発的な人気とは裏腹に、商材としてはいまいちなのです。
そして、当店メインのJA系ジムニー。
現段階で、えらく高い車になってしまったな、というのが率直な印象です。
ベース車の台数は減り仕入れ価格も上がる一方。
そして年を重ねて故障、不具合箇所も増え、販売前にリフレッシュで掛かる経費が増大しています。
もちろん、お金を掛けてあげればいくらでも格好良くて信頼性の高い車を作れますが、
金額的に新車価格を大幅に上回ることになってくれば、本当にコアなお客様に限定されてくると思います。
安く気軽に楽しめる車ではなくなってきてしまったのです。
適当に手抜きして安く作って販売しようものなら、納車後すぐに壊れるのは目に見えています。
そこで気になりだしたのがJB23。
今まではJB23のデザインが好きになれない層が当店に流れてきていたので
あえてJB23を扱う必要性はなかったのですが、
車としての基本設計はJA系より新しい分当然優れていますし、
高年式のものは故障リスクも少ない。
アフターパーツも豊富で、カスタムの素材としてもバッチリなのです。
実際のところお客様の車や下取り車などに乗らせてもらって、いい車だなと思ってました。
早速ベースを仕入れてみようということになりまして、
オークション会場に出向くのであります。
現物を見てしまうと、外観は綺麗なのにフレームが腐っていたりして恐ろしくて買えなくなります。
こちらのJA22ジムニーもサビは出ていて程度が良いとはいえませんが、低走行のため高額で落札されていました。
恐ろしや~
関係ない車に目が行ってしまいますが、
JB23を片っ端からチェック。
こんなところもチェックポイント。
カスタム済み車輌も沢山出ています。
リフトアップしてラテラル補正はしてあっても、キャスター角補正はしていない車が意外と多いです。
一口にJB23といってもモデル期間が約20年と長いので、
各年式と走行距離の相場観を頭に叩き込むのが大変です。
傾向としましては、高年式多走行の車が意外と高い。
輸出需要もあるのでしょうか。
低年式車は程度による価格差が大きいようです。
結局この日は1台も買えず、空荷で帰りました。