「突然こいつは何を言い出すのか?」
そう思われるかもしれません。
1945年に日本はアメリカに占領されました。
結果的に降伏させたものの、アメリカにとって日本は脅威の存在でした。
なんせアジアの小国の有色人種が、ここまでアメリカを手こずらせたのですから。
そのためGHQは徹底的に日本人を骨抜きにする必要がありました。
古きよき日本人の精神を排除し、西洋文化を定着させることに努めました。
二度と逆らわないように…
巷には横文字が溢れ、食事は洋食が主流に。
身に着けるのは洋服で、舶来のブランドがもてはやされる。
私自身もアメリカ発祥の音楽を聴き、アメリカのカスタムシーンに憧れる身です。
和食が好きですが洋食も食べます。
アメリカ人の車遊びに対するスケール感の違いは、到底かなわないと思います。
しかし、日本人には日本人にしかできない事があります。
アメリカから輸入されたMINITRUCK CUSTOMですが、逆に本場アメリカから日本のシーンは注目されつつあるそうです。
STOCK LOOKに代表される、外観はおとなしめで中身に凝るカスタムが受けているのです。
まさに着物の裏地に拘る「粋」と通じるカスタム手法です。
コンパクトスポーツにおけるJDMも同様でしょう。
アメリカ人がJAPANESE DOMESTICを真似するのです。
ここ最近でのR32スカイラインGT-Rの異常なまでのオークション相場高騰は、アメリカ向け輸出需要が絡んでいるとか。
この歳になりようやく、日本人であることを強く意識するようになってきました。
日本人であることに誇りをもちたい、日本人ならではの仕事をしたい。
HP上に突如現れたこの画像、担当Miu氏自己所有の着物の帯を撮影したものです。
本来の輝き、鮮やかさを画像で再現するのには、撮影に相当苦労したとか。
HPデザインに関しては完全に彼女に任せてありますが、ちょうど同時期に彼女も同じ事を考えていたようで。
日本人にしかできない仕事をしたい、という心意気であります。
それにしても、見れば見るほど、美しい。
この細かな模様がすべてが手作業で造り出されているというから驚きです。
細かで几帳面な仕事は、日本人のお家芸。
当店の車両製作にも、そんな日本人らしさを表現していければなと、強く思うのであります。
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