先日はお友達の車屋さんの手伝いで、清水港へ車の引き上げに行ってきました。
彼が某国から輸入したのは、高機動車。
陸上自衛隊が使っている、アレです。
高機動車(こうきどうしゃ)は、陸上自衛隊が装備している人員輸送用車両である。また、同車をベースに様々な派生車両が存在する。
防衛省は略称をHMV(ハイ・モビリティ・ヴィークル)、広報活動用として愛称を「疾風」(はやて)としているが、部隊内では「高機(コウキ)」とも呼ばれている。米軍のハンヴィーを捩り「ジャンビー」や「ジャパニーズハマー」と呼ばれた時期もある。
(以上Wikipediaより拝借)
4輪Wウィッシュボーンサスペンション、ハブリダクション、インボードマウントディスクブレーキ、4WS、前後トルセンLSD、センターデフロック、ランフラットタイヤに走行中でもエア調整可能な機構。
四輪駆動車、そしてミリタリーマニアにはたまらない一台でしょう。
しかし、この車が日本の中古車市場に出回ることは、諸々事情もありまずありません。
民間用のメガクルーザーはオートオークションでも稀に見ますが、高機動車は一度も見たことはないです。
(それはそうですよね、こんなの民間人が乗り回しててたら絶対勘違いしますもん。危ないですよ。)
任務を果たし不要となった公用車(パトカーなんかそうですね)は基本的に解体処分となりますが、高機動車は某国に輸出され、左ハンドルに改造されオークションに流通、高所得の民間人が所有できるようです。
そんな事情を知った彼は、数々の障害を乗り越えこの車を輸入し、再び日本の地を踏ませることに成功したのです。
恐らく高機動車を逆輸入したのは、これが日本初でしょう。
その歴史的場面に立ち会えた事を光栄に思います。
清水港の倉庫にて
ここでは謎のヒューズ切れのためエンジン始動できず。
仕方なく牽引で近くのディーラーへ移動(5.7LのV8で引っ張ったけど超重い)場所とヒューズを拝借、無事エンジン始動。そこからは仮ナンバー自走で。
ドリームプラザの観覧車と、高機動車
無事富士へ到着。
でかい!幅は約2.3m。
試乗に興ずる人達。割と皆、顔が濃ゆいのでパレスチナのテロリストのようであります。
後部座席
こちらの車は残念ながら、既に売り先が決まっているようですが、オーダーがあれば同様に輸入してくれるそうです。
欲しい!という方は当方にご連絡頂ければ仲介いたします。
自分も試乗させてもらいましたが、かなり楽しい車です。純粋に欲しい!と思ってしまいました。
15B-FT ディーゼルターボエンジンは十分パワフルですし、部品にも困らないでしょう。
4WSの切れ角はけっこうなもので、かなり小回りは効きます。悪路走破性は、ランクルあたりの比ではないでしょう。
価格はそこそこの金額になりますが、メガクルーザーの相場と輸入コストを考えれば安いと思います。
これから登録までの道のりも大変ですが、彼ならなんとかするでしょう。
あぁ、うちも一台欲しい…
コメント
これいいですね。。
高機も手に入るんですね、さすがに500万は超えますよね。。??
この自衛隊の車はいくらでしょうか?