さて、私事ではありますが、ここしばらくジムニーに乗っていません。
雪山アタックを最後に車検が切れたのです。
こんな遊びができるのもジムニーならでは。
オンロードの走行性能を追求しつつ、このくらいの悪路走破性は残したいところ。
サーキット走行の経験から、今後のカスタムの方向性が決まりました。
4WD機構と、ある程度の車高は確保しつつハイスピードで曲がれる車にする。
そのためにはトレッド幅の拡大が必要。
ノーマルジムニーのトレッド幅ですと、ちょっと車高を下げたくらいでは簡単に横転します。
それだけ元の重心が高いということです。
まずはウィールの幅、オフセットにより幅を広げることを考えました。
ここで障害となるのが、139.7の5穴というジムニー特有のPCD。
国内ではほぼジムニーオンリーのガラパゴスPCDなので、選べるサイズが限られてしまいます。
そこで、6穴変換スペーサーなるものを買ってみました。
試しで用意したウィールがミッキートンプソンのクラシック 15x8 オフセット-28
タイヤはヨコハマのラリータイヤ。硬質ダート~ターマック用。
お試しなので中古を買いました。
少し走ってみましたが、さすが競技用タイヤ。
グリップ力抜群。
そしてトレッド幅拡大によるコーナリング時の安定性も申し分ありません。
ただ、わだちでのハンドルのとられかたが半端なく酷い。
ナックル周辺の負担もかなりのものでしょう。
さらに、変換スペーサーの強度に問題がありそう。
残念ながら、この仕様は諦めます。
どちらにせよ車幅変更する予定なので、ナンバーは抹消しました。
仕事の合間にエンジン降ろしました。
特に不具合を感じていた訳ではありませんが、ハードなサーキット走行後の状態を見たかったのです。
さらなるパワーアップに向けてのチューニングも考えています。
メタルの状態。けっこう傷入っています。
オイルクーラー付ける前に無茶してしまったせいかな。
このエンジン、元々ヘッドにクラックがありました。
お客さんの車には使えないよね、ということでテスト車輌に載せた経緯だったのですが、
そのクラックがだいぶ広がっています。
そして、驚愕の事実が。
なんとクランクシャフトがねじれつつ曲がり、シリンダーブロックも歪んでいました。
どれだけの負荷が掛かっていたのでしょうか。
残念ながら、このエンジンを使うのはやめます。
別のベースエンジンを探します。