梅雨も明けたようですし、暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
人間にとっても辛いこの時期、車にとってもこの暑さはこたえます。
ここ最近で重症患者が多数入庫、作業が追いつかないうえに代車が足りない状況です。
ジムニーは普通の軽自動車よりもエンジンへの負担は大きいです。
たった660ccであんなに大きく重いタイヤを回す訳ですし、
4WD機構による駆動ロスも大きいのです。
何か異変を感じたら、些細な事でも早めにご報告頂けると助かります。
人間の病気と一緒で、早期発見できれば大事に至らずに済む場合もありますので。
オイル管理が悪くてエンジンブローしてしまった車
未オーバーホールでヘッドガスケットが抜けてしまった車
デフが破損してしまった車
謎のオーバーヒート気味の車
とheavyな修理が続きます。
夏の暑さとは関係ありませんが、コンピューターの故障事例も増えてきました。
画像はJA11のAT制御コンピューターです。
画像中央のコンデンサーが若干液漏れしているのが見えるでしょうか?
これはまだ初期段階ですが、進行すると基板を侵し、正常に作動しなくなります。
JA11のオートマ変速不良は、そのほとんどはコンピューターの故障が原因です。
この程度の修理であれば自社で対応可能です。
コンピューター不良による変速不良はJA11系で多く、JA22では今までなかったのですが、
つい先日入庫したJA22はコンピューターが原因でした。
内部コンデンサーに僅かな液漏れが確認でき、別のECUに入れ替えたところ症状は出なくなりました。
(JA22はエンジン制御とAT制御が一体のコンピューターです。)
専門家の話では、この辺りの年代はコンデンサーの耐用年数はとっくに過ぎているとのこと。
78プラドなどもECU不良による変速不良やエンジン停止なども多いですね。
このような事例は今後増えていくものと思われます。
弊社では78プラドも含めてコンピューターの修理実績ございますし、
JA11やJA22は中古ECUのストックもあります。
異変を感じましたら、お早目にご相談ください。