先日、車検で入庫されましたこちらのJB64ジムニー。
弊社で販売した車ではなく、
オーナーさんが、既にカスタムされた状態で遠方から中古購入された車です。

現行ジムニーはH30年の7月に発売されましたので、極初期の個体ですね。
記念すべき、当店初のJB64車検となりました。
しかもコテコテのカスタム車輌。
何を指摘されるのか興味深々です。
サスペンション
3インチアップ、リーディングアーム、トレーリングアーム
社外クロスメンバー
バンパー
F ワイルドグースの鉄製バンパー
R アピオ?ダムド?の樹脂バンパー
まず、フォグランプ、ランプステーは
個数、取り付け位置、全長に引っかかるので外し。
タイヤ はみ出しきわどいのでノーマルに。
直前直側視界対策でカメラ2個、モニター設置。
これで大丈夫だろうと、意気揚々検査場に乗り込みます。
検査ラインに入ると、一斉に検査員4人に囲まれます。
そして下回りをのぞき込み、
「あ~換えてある。」
問題になったのが、交換されたクロスメンバー。
どうやら全国の検査協会で問題になっていて、注意するよう通達がきていたようです。
(ちなみに沼津支局ではこの車が初)

JB64 JB74ジムニーは追加クロスメンバーが入り、
2インチ以上リフトアップするとプロペラシャフトがメンバーに干渉するため、
かわす形状のものに交換する必要があります。
従来はボルト止めの部分は指定部外品扱いだったと思うのですが、
この年代は指定部品扱いになるようです。
パーツメーカーもカスタムショップも完全に想定外だったと思います。
で、実は軽自動車検査協会内でもどう対応するかがはっきり決まっていないようでして、
今回はオーナー様了解のもと、車検証に但し書きが入り、暫定的に検査が通りました。

「この自動車に備える車枠及び車体は、保安基準1条の3ただし書の規定により、
前面衝突時 オフセット衝突時の乗員保護の基準への適合性の判定に当たり同一の構造を有する装置に対する破壊試験を行っていません。」
どういう意味かというと、
通常、型式指定を受けた自動車は、メーカーが衝突実験を行い衝突安全基準をパスしています。
しかし、
この車はフレームの一部を変えてしまっているから、メーカーが行う標準車の衝突実験は無効だよ。
同じ構造の車は破壊試験をやっていないよ。
つまり、
ぶつかってどうなっても知らないよ!
ってことです。
(そういえばこの前、軽のJA22ジムニーを小型乗用登録した時も同じ事が書かれてました。
軽と普通車で基準が違うかららしいです。)
これはあくまで暫定的なもので、
軽自動車検査協会の決定次第で
この但し書きが消されるかもしれないし、
構造変更 改造申請が必要になるかもしれない(要はそのままでは車検不可)
とのことです。
構造変更といっても、今まで各社のクロスメンバーを使いましたが、
皆、強度検討書などは付属してきません。
事実上、従来品を使って構造変更は難しいと思います。
いずれにせよ、どうなるかは早めに決定してもらいたいものです。
この先どうなるかは分かりませんが、
あらためて思うのが
無理して2インチ以上上げるよりも、1インチアップが無難だなと。
リフト量は上げれば上げるほど、重心が上がるなど走行面のデメリットが多いですし、
補正部品も沢山必要でコストは増します。

うちで主に扱っている3㎝UPサスは
1インチ(約3㎝)アップで重心上昇を最小限に抑え、
なおかつ伸び側に余裕があり2インチアップ並みのストローク。
安心の日本製スプリング
純正よりちょい固めで、フワフワ感、ロールを抑えた快適な乗り心地
225/75タイヤとの相性もバッチリです。

リフトアップ 車検といえば、今年9月以降登録の車が対象となる突入防止装置の関係が気になるところですが、
実は対策部品を考えはじめてます。
まずは試作品を発注しました。
あちら側が屁理屈な法をつくるものですから、こちらも屁理屈な方法で対策します。
うまくいくかは分かりませんが、お楽しみに。