
毎年、遠く長野県から車検をご依頼してくださるJA11ジムニーのS様。
(小型貨物登録なので1年車検)
今回は車検だけでなく、エンジンのオーバーホール+チューニングを承りました。
31x10.5とかなり大きなタイヤを履いているので、高回転の伸びよりもトルク感が欲しいとのご要望。
細かな内容は明かせませんが、
エンジン内部の加工
タービン変更
増量インジェクター、燃調セッティング
により乗りやすい仕様に仕上がったと思います。
旧型ジムニーのリフレッシュが得意な弊社ですが、
こういったチューニングの仕事もできます。
日頃パワー不足を感じていらっしゃる方はご相談頂ければと思います。
引き取り納車の際は必ず立ち寄る清里のアフガンさん。

オーナーさんは、うちでジムニーを購入してくださったお客様でもあります。
長野県S様のご紹介で、BMWミニ クラブマンを販売させて頂きました。
ボディーサイズの関係であえて旧型の極上車を、というご要望。
やっと出てきました、ローマイレージのフルオプション極上車。

ブラウン/ブラックの2トーンがご希望だったのですが、
なぜか出てくるのはシルバートップばかり。
塗り替えました。

長野運輸支局、遠かった~!
お客様宅からは松本支局の方が近いのですが、
長野はどうやら東西で管轄を分けているようでして、はるか北部の長野支局まで行く羽目になりました。
(静岡から片道4時間)

ナンバー登録して無事納車。
ありがとうございました!
作業状況です。
難航しております、旧規格アルトワークスのエンジンオーバーホール。

元々搭載されていたエンジンを分解計測してみると、シリンダーライナーが傾いていて、
ナイナー打ち換えようにも土台が広がってしまっていて再使用できず。
別のドナーエンジンを見つけて分解計測しましたが、
今度はクランクが曲がっていて、修正を試みるものビクともせず。
クランクは元のエンジン
シリンダーブロックは新たに買ったドナーエンジン
から2個1して組み合わせてみようということになりましたが、
K6Aのブロックは寸法に個体差があり、メタルも数種類あります。

ブロック、クランクそれぞれに使用すべきメタルの番手が刻印されています。
計測結果から計算すると1番厚いメタルで組んでもクリアランス過大になる。
試しに組んでみたものの、やはりクリアランスが大きすぎる様子。
(ちなみに担当スタッフ曰く、クリアランスは手でクランクを動かした感触で分かるみたいです。
私は全く分からなかった、、)
残された道はひとつ。
クランクキャップの合わせ面を面研する。
ただしこれは、専用のジグを作る必要があったり、削りすぎるとフロントケースが合わなくなるリスクがあり難易度がかなり高いようです。
加工屋さん、どうにかお願いします。
最近、JA22用のK6Aエンジンはまともな個体が少なくなっていますが、
旧規格アルトワークスはさらに希少でドナーになる中古エンジンがごくわずか。
後がないので苦労しますね。
JA22ジムニーやEA21Rカプチーノと互換性はありますが、
クランクウェイトなど細かな部分が違います。
できればオリジナルを使いたいところです。
JA22オーダー製作 順調に進んでます。

